焼きジョーズ・ホヤぼーや焼きの食べ比べ【インターン記事】

食べる 2020/03/14

こんにちは。2月12日から一か月気仙沼地域戦略でインターンをしている森口海生です(名前は「かつお」と読みます)。

出身は岐阜県で今は宮崎大学に通っています。今回、観光で地域経営をするDMOの先進地である気仙沼市でDMOについて学びたくインターンしています。

今回僕は、気仙沼を観光する上で旅のお供になるであろう、持ち歩きながら食べれる軽食を食べ比べて紹介していきたいと思います。

 

焼きジョーズ

私がまず向かったのはcafe RSTさん。

2018年に始まったカフェで、ネオンカラーで書かれたRSTの文字が目印です。“reset and restart”の文字を取って名付けられました。復興、地元の人や旅行客の心身のリセット、休憩した後再出発する場所にしてほしいという願いが込められているそうです。

お店の雰囲気

今回はお店のオススメであるコーヒーに合う軽食を紹介します。それがこちら!

焼きジョーズ!!

元々は気仙沼の水産会社さんが作っていましたが、地元のものを使った何かを販売したい、というRST店長の寺口さんの思いが水産会社さんに伝わり、引き継ぐことになりました。

味は2種類でつぶあんと期間限定の味(執筆時は桜あん)になります。期間限定の味は2か月に1回のペースで変わるそうです。値段は1つ230円です。

そんな焼きジョーズの特徴は生地!たいやきに使う生地ではなくホットケーキ用の生地を使っているため、生地自体も甘いしふっくら。テイクアウト可能なので、気仙沼内湾散策のお供にいかがでしょうか。

店名
cafe RST
住所
宮城県気仙沼市南町海岸1−14
電話番号
0226-48-5998
ホームページ
https://www.cafe-rst.com/

 

ホヤぼーや焼き

最後に向かったのはCHEERSさん。移動販売でホヤぼーや焼きを販売しています。

最初は気仙沼市にある川口町の自治会長さんが始めたそうです。始めたきっかけは、震災後連絡の取れなくなった人たちの生存確認をするためで、祭りなどに出店し、ホヤぼーや焼きを通して情報を得るために続けていたのだとか。震災から数年が経って、そろそろ辞めようかと思っていたところ、今の店長さんが声をかけて引き継ぐことになったそうです。

味はあんこ、チョコ、カスタード、ずんだ、キャラメルの5種類。値段は1つ120円です。

そんなホヤぼーや焼きの店長のこだわりは「もっちりとした生地」。水と粉の絶妙な調節により生み出されるもちもちの食感が最高なのですが、この生地を生み出すのに何年もかかったそうです。

また、普通の生地より、水分が少し多いため焼くのが難しいとのこと。自分も体験してみましたが、一つもきれいに作れませんでした。とにかく生地のこだわりがすごく、食べ比べてみれば一瞬で違いがわかります。

お昼はホヤぼーや焼きを販売しているんですが、実はこのお店、夜はバーをやっているんです。メキシコの料理とテキーラが楽しめます。テキーラと聞くときついイメージがありますが、店長が一から自分に合ったものを選んでくれます。ぜひ夜のCHEERSにも足を運んでみてください。

 

店名
CHEERS
住所
宮城県気仙沼市4 みしおね横丁 気仙沼市魚市場前4-6
電話番号
070-1735-6407
まとめ

今回のお店を食べ比べてみて、それぞれのお店でこだわりが違い、味や食感は全く違いました。しかし、それぞれの店長さんが根底に「震災を機に気仙沼のために何かできないか」という同じ思いがあったように感じます。

焼き商品一つに自分の知らないたくさんの思いやストーリーが込められており、とても驚きました。気仙沼に旅行に来た際は、少し懐かしさを感じるこれらの焼き商品を食べながら観光してみると、また少し違った気仙沼を味わえるかもしれません。