大島観光にオススメ!

潮風がとっても気持ちいい~!気仙沼湾クルージング

おすすめ 2021/08/13

こんにちは、市民ライターのかなえです。今回は、気仙沼ベイクルーズをご紹介したいと思います。

気仙沼では、11月までの土日祝日等に気仙沼湾をめぐる気仙沼ベイクルーズが、1日4回運航しています。気仙沼発着コースと大島発着コースがありますので、旅のご予定に合わせてお選びいただけます。

まずは遊覧船発券窓口にてチケットを買い、発着所から遊覧船に乗り込みます。

▲気仙沼発着コースは、内湾にあるPIER7(ピアセブン)1階に窓口があります。

 

クルージング、出航!

時間になるとドラの音が鳴り響き、いざ出航~!船のまわりをウミネコたちが取り囲みます。これ、カモメじゃなくてウミネコなんですよ。
左手には海上に作られた朱色の遊歩道「浮見堂」があります。
しばらく進んでいくと、たくさんの漁船が係留している風景を見ることができます。これも海のまち・気仙沼ならではの風景です。
気仙沼が舞台となる、連続テレビ小説「おかえりモネ」のドラマの雰囲気も味わえます。


船の中ではスタッフの方が、いろいろガイドをしてくれますので、ぜひこちらにも耳を傾けてみてくださいね。

魚市場を過ぎると白くて大きな斜張橋が近づいてきます。これは令和3年3月に開通した三陸沿岸道路の気仙沼湾横断橋(通称「かなえおおはし」)です。全長1344メートルで同じ斜張橋としては東北最長の橋になります。

この気仙沼湾横断橋をくぐる時、橋の下の部分を見上げてみてください。
旗のようなデザインが3つ描かれているのですが、これは、国際信号旗で、洋上の船舶が旗の組み合わせによって通信する世界共通の信号です。この旗3種類の組み合わせで、「貴船の帰港を歓迎する」という意味になるそうです。橋の下をくぐって入港する方へ向けて、「おかえり~!」と気仙沼からのメッセージを送っています。

▲こちらが「歓迎」信号。

ちなみに船がUターンして戻るときに横断橋の下を見上げると、今度は2種類の旗が描かれています。こちらは「貴船の安全航海を祈る」という意味だそう。これらは、多くの漁船が行き来する気仙沼ならではのおもてなしなんですね。

船ならでは!橋をくぐる体験

気仙沼湾横断橋をくぐると、右手に造船所が見えてきます。この造船所は、震災後、100年先の気仙沼・宮城・三陸の未来を見据えて、新しい造船のあり方を提案し、地域の発展や造船・水産業の繁栄のために市内で開業している造船5社と関連会社2社により新設された造船会社になります。震災を機に、みんなで手を取り合って未来に進んでいこうとする気仙沼のひとつの姿ではないでしょうか。

さらに進んでいくと、左手には白いアーチ橋・気仙沼大島大橋(通称:鶴亀大橋)が見えてきます。こちらも気仙沼の本土と離島・大島を結ぶ夢の懸け橋として平成31年4月に開通し、車で本土と大島を気軽に行き来できるようになりました。今では気仙沼湾横断橋も開通し、三陸沿岸道路と合わせてすごく便利になったんですよ!

たくさんの思い出がつまった定期航路のフェリーがなくなってしまったのはとても残念ですが、こうやって遊覧船で海上から橋を見上げることができるのも新たな観光の一つになりました。そして、気仙沼大島大橋をくぐっていくとたくさんの牡蠣いかだが……。「おかえりモネ」のドラマの中でも登場しているお馴染みの風景です。牡蠣いかだで作業をされている漁師さんが手を振ってくれることもあって、とても素敵な風景なんですよ♪

クルージングの途中、大島発着の遊覧船とすれ違い、お互いにお客さん同士が手を振り合ったりするのも旅先ならでは、ですね!

約50分の気仙沼湾クルージングですが、気仙沼の風景や、ドラマの舞台地、震災からの復興の様子などを見ていただくことができます。ぜひ潮風を感じながらウミネコと一緒に、海上クルージングを楽しんでみてくださいね!と~っても気持ちいいですから!!


おまけ……
ファンタジー号の船内にはこんな漁師さんのカッパも!

※気仙沼湾ベイクルーズは、大島汽船のホームページのほか、当サイトでもご確認できます。