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自然豊かな島の恵みを存分に味わう!

気仙沼大島の「島ごはん」

食べる 2021/05/07

気仙沼大島大橋の完成や、2021年朝の連続テレビ小説の舞台となることが決定し、注目の高まる気仙沼大島。気仙沼の中心部から「大島ウェルカムターミナル」と、集客施設「野杜海(のどか)」までは車で15分ほどで行くことができます。海に囲まれた大島まで、ドライブがてら足を伸ばしてみると、自然豊かな島の魅力を感じられる場所に出会えますよ。

今回は、おいしい地元食材を使った、大島ならではの「島ごはん」を提供するお店をご紹介します!

〈目次〉
1.何種類も豪勢に盛られた「鶴亀丼」が大島らしい! 「はま家」
2.地産地消の絶品フード。「青と緑の茶や haru」
3.嬉しいサービスいっぱいのラーメン屋さん「麺酒庵 こまつ」
4.お店とのコミュニケーションも楽しい魚屋さん「魚研」

何種類も豪勢に盛られた「鶴亀丼」が大島らしい! 「はま家」

気仙沼大島大橋には「鶴亀大橋」という名称があります。気仙沼市街側にある「鶴が浦」という土地と、大島のシンボル「亀山」をつなぐ橋であることから、この名前が付けられましたが、鶴と亀は、縁起を担ぐ漁師町にぴったりのめでたい名前です。そんな大橋開通とともに誕生した「鶴亀丼」は、大島の旬の食材が何種類もたっぷりと盛られた海鮮丼です。思わず写真を撮りたくなる華やかで豪勢なビジュアルが、旅の思い出になりそう。
丼の上の海鮮は季節によって変わりますが、この日は、マグロ、メカジキのほか、えび、いくら、はま家自家製の「塩うに」も乗っていました。特に珍しかったのは「ナマコ」が乗っていたこと!バラエティ豊かな盛り合わせで、いろんな味と食感が楽しめますよ。ウニの旬の時期には、これまたたっぷりウニがのった「生ウニ丼」もメニューに並びます。旬は短いですが、ウニ好きの方は出会えたらラッキーです!

また、大島特産の「ゆず」を使った自家製塩辛も、はま家の名物。地酒と一緒に楽しみたい一品です。
塩辛や塩うには、お土産として購入も可能です。地元の人や観光客にも愛されるお店の味を楽しんでみてください。

店名
はま家
電話
0226-28-2484
営業時間
11:00~21:00(早めに閉店する場合があります。ご確認ください。)
定休日
火曜日
住所
宮城県気仙沼市長崎147-1

地産地消の絶品フード。「青と緑の茶や haru」


目の前に海が広がる、大島・浦の浜の集客施設「野杜海(のどか)」。その中にある「青と緑の茶や haru」は、リゾットやパスタなどのフードメニューのほか、手作りのスイーツやドリンクメニューを揃え、ランチやカフェタイムを楽しむことができるお店です。
取材に伺った際は「牡蠣のクリームパスタ」「ゆずのラッシー」「ティラミス」をいただきました!

牡蠣は、山からの真水が届く汽水域ギリギリの場所で育った大島産のもの。穏やかな内湾で育てられた牡蠣と比べ、身がしっかりとして、加熱しても縮みにくいのが特徴だそうです。食べてみると、牡蠣の味が濃厚で、クリームとの相性も抜群のパスタでした。ホタテや、タコ、鯛、ヒラメなど、季節ごとに旬の魚介類が使われたメニューが並ぶので、寿司や、刺身以外でも魚料理を楽しみたいという方にはぜひおすすめです。

デザートのティラミスに添えられたのは、ゆずとブルーベリーのコンフィチュール。ゆずとブルーベリーは大島の特産品で、どちらも食べたい!と思っていたら、両方お皿にのっていました。これは嬉しい!ティラミスの甘さと、それぞれの果物の甘み、酸味、香りのバランスがよく、最後の一口までおいしくいただきました。

一緒に頼んだゆずのラッシーは、ゆずの爽やかな香りと皮のプチプチした食感がスイーツ感覚で楽しめました。カフェタイムに単品で頼んでも満足できるドリンクです。
こちらのお店では、どのメニューにも、地元食材がたっぷりと使われており、魚介類はもちろん、ハーブや野菜、フルーツも大島産のものや、店主自ら育てたものだそう。昔から半農半漁を続けてきたという「大島らしさ」に溢れた地産地消フードのお店です。

店名
青と緑の茶や haru
電話
野杜海 代表電話 090-6626-0853
営業時間
10:00〜17:00
定休日
月曜日、火曜日、水曜日
住所
宮城県気仙沼市浦の浜 「野杜海」 

嬉しいサービスいっぱいのラーメン屋さん「麺酒庵 こまつ」

「麺酒庵こまつ」の名物は、大島産のワカメをたっぷり練りこんだ麺を使った「若芽ラーメン」。ほんのりとワカメの香りがする緑色の麺に、ワカメのトッピングがたっぷり入っています。地物のシャキシャキの歯ごたえのワカメは、乾燥ワカメを食べ慣れている人はかなり驚くはず。

そして、なんと、平日はラーメンを頼むと自動的に半ライスとおかず(小鉢)がついてくるのです。この日は「マグロの卵の煮物」「きんぴらごぼう」が小鉢に入っていて、ご飯が進みました。ワカメの茎の煮物や、昆布の煮物といった、大島の地元の人たちが食べていそうなおかずが出されるので、観光客にも喜ばれるのだとか。
日によっては、皿貝の炊き込みご飯や、ウニご飯、松茸(実は気仙沼で採れるのです!)がご飯セットのメニューとして登場したり「オマール海老が入った海鮮ラーメン」がメニューに登場することもあるそう。サービス精神旺盛なお店の方との掛け合いも、旅の楽しみの一つ。地元の人や観光で外から来た人も一緒に笑顔になれるような、初めてでもホッとして、また来たくなるお店です。

店名
麺酒庵 こまつ
電話
0226-28-2528
営業時間
11:00〜15:00、18:00〜21:00
定休日
水曜日
住所
宮城県気仙沼市浦の浜 「野杜海」 

お店とのコミュニケーションも楽しい魚屋さん「魚研」

「魚研(うおけん)」は、鮮魚販売と海鮮丼を提供する魚屋さんです。魚は魚市場で仕入れてくるもののほか、漁師さんの船から直接「浜買い」として仕入れたもの。スーパーと違って、ごろっと丸ごと一匹の姿で珍しい魚種が並んでいるのは「島の魚屋さん」ならでは。その日水揚げされたばかりの魚をお土産にしたり、その場で食べたりできるのも贅沢な楽しみです。魚の名前や食べ方はぜひお店の方に聞いてみてください。


お店が提供している海鮮丼は、セットにすると小鉢、お吸い物が付きます。魚屋さんの海鮮丼らしく、新鮮でリーズナブル。中でもワンコインで食べられる「なかおちめかぶ丼」は、コスパ抜群のメニューです。テイクアウトもできるので、自宅で食べるもよし、眺めの良いテラス席で食べるもよしです。

また、自家製の「汐うに」、大島産の養殖業者から直接買い付けた牡蠣をボイルした「ボイル牡蠣」は、 お土産にも喜ばれますよ。

店名
魚研
電話
野杜海 代表電話 090-6626-0853
営業時間
10:00〜16:00(海鮮丼はご飯がなくなり次第終了)
定休日
火曜日(臨時休業あり)
住所
宮城県気仙沼市浦の浜 「野杜海」 

いかがでしたか? ご飯を食べた後には、また海沿いをドライブしたり、釣りをしたり、浜辺でのんびりしたりと、島ならではの過ごし方ができますよ。ぜひ旅行やお出かけに、大島まで足を伸ばしてみてくださいね。

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