アンカーコーヒーマザーポート店・内湾店

住む人にとっても、訪れる人にとっても「母港=マザーポート」。まちのサードプレイスとして。

未分類 2023/11/19

いつ訪れてもあたたかく迎えてくれるクルーとおいしいコーヒー


海を眺めながらくつろげる気仙沼の特等席、”アンカーコーヒー内湾店”。
香ばしい焙煎の香りに迎えられ、ボリュームたっぷり週替わりランチや手作りスイーツに目移りしてしまう”アンカーコーヒーマザーポート店”。
気仙沼のアンカーコーヒーは、気仙沼市民にとっても、旅行者にとっても、ほっと一息つける憩いの場所です。

コーヒー香る港町に。はじまりはドライブスルーのスタンドから

アンカーコーヒーのはじまりは2005年、国道沿いのドライブスルースタンドでした。

留学したアメリカで出会ったカフェラテの美味しさに感激し、気仙沼でもあのカフェラテが飲めるように、気仙沼がコーヒー香る港町になるように。コンセプトは「長靴から皮靴まで」。
オノデラコーポレーション社長・小野寺靖忠さん(やっちさん、と呼ばれています)がはじめたコーヒーショップは、いまでは宮城・岩手に8店舗のお店が広がりました。

オノデラコーポレーション社長、小野寺靖忠さん(通称:やっちさん)

震災を経て、「この地より再び船出する」

2011年の東日本大震災では、焙煎工房を備えた店舗を含む2店舗と自宅が被災。その知らせを受け取ったとき、やっちさんは仕事でイタリアに向かう飛行機の中でした。
震災を受け、このままでは終われないという気持ちを強く持ったやっちさん。ファンドで応援資金を募り、焙煎機と製菓工場を備えた店舗をオープン。仮設商店街に構えた店舗の壁には、このように記されていました。

この地より再び船出する
乗組員と共に
気仙沼と共に
海と共に

地元の人、応援やボランティアで通う人、気仙沼で働くインドネシアからの技能実習生など、多くの人に愛された仮設店舗は2018年をもって役目を終えますが、壁に記された言葉は現在、内湾を見渡す”トラベラーズカフェ”アンカーコーヒー内湾店の入り口に掲げられています。

できるだけ地元産。お米や野菜やくだもの、お肉や牛乳も。


マザーポート店のランチには、鶏もも肉を贅沢に一本まるごとやわらかく煮込んだ韓国料理・参鶏湯(サムゲタン)や、ひなまつりの時期に登場するちらし寿司など、世界各国、日本各地の料理が週替わりで登場。人気のメニューはランチタイム早々に売り切れてしまうことも。モーニングセットやカフェメニューも充実した”マザーポート店”は、地域の人でいつもにぎわい、まるで居心地のよいリビングのようです。

円安や原材料の価格高騰により、お店で出すメニューの価格改定を行ったときには、お店にこんな「お知らせ」が。

当店では微力ではありますが地域内経済循環に重きを置き、お米も地元産のお米を地元のお米屋さんから、パンも地域のパン屋さんから、お肉も地域のお肉屋さんから、牛乳も地元産にこだわって購入するなどしております。「地域を大切にする地域のカフェ」としてどうすれば良いのかを考えたとき、これ以上自社のみでの価格維持は困難だと判断いたしました。
これからも皆様にはより良いお食事やドリンク、なにより豊かな時間を提供できるようサービスの向上にも努めてまいりますので、変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

地域に根ざすお店として、地域のためにできることを。そんなお店の思いと、それに共感するお客さん。その双方向の想いがあるからこそ、アンカーコーヒーは地域に愛され続けるお店です。

日常の暮らしが豊かになるような環境を作っていきたい

2005年の1号店オープンから18年。アンカーコーヒーは震災やコロナ禍を経て、「変化」と「適応」を繰り返しながらまちに根ざしたコーヒーショップとしてあり続けています。気仙沼はリアス海岸の入り江にある漁港で、古来から黒潮と親潮にのって人と文化が交じり合ってきた港です。また、遠洋漁業の船が多いので、世界中の海と港を知っている船員さんたちがいます。
そんな異文化の融合を喜び生きる人たちの母港のような場所でありたい、とやっちさんはねがっています。

アンカーコーヒーの物語をもっと知りたい人へ

2022年12月に発行された『MOTHER PORT BOOK』は、アンカーコーヒーの歩みと、お店とお客さんの双方向の関係性をより深掘りして知ることができる読み物です。やっちさんをはじめ、スタッフやお客さんのインタビュー、関わった方たちの想いを丁寧にまとめた雑誌のような1冊です。
気仙沼のアンカーコーヒー2店舗をはじめ、宮城県・岩手県に展開するアンカーコーヒーファミリーの8店舗で手に入れることができます。お店に訪れて、手に取ってみてください。

アンカーコーヒーのお店でも使える、地域を応援する返礼クーポン

ふるさと納税の返礼品に、クルーシップのポイントクーポンを選べます。
もちろん気仙沼のアンカーコーヒーマザーポート店、アンカーコーヒー内湾店でも使え、地域の応援にもなる取り組みです。
気仙沼ふるさと支援寄附金より寄附いただくと、返礼品として観光アプリ「気仙沼クルーカードアプリ」を通じて気仙沼のお店で使える電子クーポンを受け取ることができます。

1万5千円分のポイントクーポン(寄附額5万円)

3千円分のポイントクーポン(寄附額1万円)

ほっとひと息つける、母港(マザーポート)のような居場所。そんなアンカーコーヒーのお店には、つい何度も足を運んでしまう居心地の良さが魅力です。
はじめて気仙沼を訪れる人にとっても、旅の疲れを癒やし、次に歩き出す元気をもらえる、そんな場所になってくれるお店です。
気仙沼に訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。