その場所でしか見られない景色を見るのは旅の醍醐味の一つ。絶景ならなおのこと写真におさめて後から見返すのも楽しいですよね。
気仙沼にもここだけの絶景スポットがあります。広大な海を眺められるスポットや限られた季節でしか見ることのできない場所をご紹介します。
展望台は360度の大パノラマ!街並みや海をぐるりと眺望
大島亀山は島の北側に位置する標高235mの山です。山頂の展望台からは、気仙沼市内や、岩井崎方面をはじめリアス海岸の大パノラマが広がり、天気の良い日は金華山まで望むことができます。また、夜には、気仙沼市街の夜景や漁火そして満天の星空を見ることもできます。展望台や亀山ほしのてらすといった施設も整備されており、雄大な景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。ドラマのロケ地にもなった絶景スポットです。
日本最大級ツツジの名所で、50万本のツツジに魅了
気仙沼が誇る徳仙丈山のつつじは、日本最大級の呼び声高い花の名所です。
5月中旬から下旬にかけて、いちばんの見頃を迎えます。
日本一のツツジの名所と呼び声高い徳仙丈山は気仙沼市と旧本吉町の境にそびえる標高711mの山。
自生するヤマツツジとレンゲツツジは50ha(東京ドーム約10個分)もの広範囲にわたり、その数は実に50万本とも言われます。
5月中旬から下旬にかけて満開を迎え、圧倒的なスケール感で咲き誇り、山全体を赤やオレンジに染め上げます。
気仙沼側の登山口から山頂(711m)まではゆっくり歩いても約40分ほどの道のり。登山口付近からツツジが一帯に広がっているため、山頂まで登らなくとも、十分にツツジの鑑賞を楽しめます。
毎年、4月下旬ごろから花の見ごろをお伝えする開花情報を更新していますので、ぜひご覧ください。
気仙沼の冬の風物詩「気仙沼氣嵐」は朝の幻想的な現象
陸地の寒気が海や川に移動し、海水面の水蒸気を冷やすことによって、海と陸の極端な温度差が生まれ発生する「気嵐(けあらし)」。
気嵐はまたの名を「蒸気霧」とも呼ばれ、時間と寒さを忘れて魅入ってしまうほど幻想的なこの景色は、よく晴れて風が弱くないと発生しません。
身近に例えると、寒い日にお風呂に入ろうとして蓋を開けると、湯船からブワッと湯気が立つのと同じ原理です。
広大な海でその現象が起こるととても圧巻です。リアス海岸特有の入り江が深く、波が穏やかな気仙沼湾の地形は気嵐の発生に好都合です。
初冬の風物詩とも言える気嵐を、迫力たっぷりの大型漁船と一緒に写真に収められるのも気仙沼港ならでは。この景色を写真に収めようと通う熱心なファンも多くいます。
大島側から昇る朝日を目の前に、逆光で撮影すれば黄金色の神々しい気嵐の姿をファインダー越しに捉えることができます。
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