先週は、いよいよモネが中継キャスターとしてデビューしましたね。そんな中、「東京にも冬が近づいている?」というセリフを、モネのお父さんが繰り返し録画再生しているシーンが印象的でした。
冬の訪れの象徴として吹く風に「木枯らし1号」というものがあるのですが、今回はそれに関するクイズを出題します。
次のうち、気象庁で発表される木枯らし1号について、正しいのはどれでしょう?難易度は★★★☆☆(3/5)です!
晩秋から初冬にかけて吹く北寄りの強い風を木枯らしと言い、その年に初めて吹く木枯らしを「木枯らし1号」といいます。気象庁では、ある決まった時期に、西高東低の冬型の気圧配置で、最大風速8m以上の北寄りの風が吹いた時という定義があります。
写真提供:森戸美唯
この木枯らし1号ですが、実は東京と近畿地方でのみ発表されるものです。そして、ある決まった時期というのが東京と近畿では異なります。
東京 :10月半ばから11月末の間
近畿 :霜降(10月23頃)~冬至(12月21)の間
このように発表期間が決まっているため、その期間内に条件を満たす風が吹かなかった場合、「発表なし」という扱いになります。実際、2018年と2019年は東京で木枯らし1号が発表されず、2020年は3年ぶりの発表となりました。
その2020年ですが、東京では11月4日に木枯らし1号が発表されました。そのときの天気図がこちらです。
日本の西に高気圧、東に低気圧がある「西高東低」の冬型の気圧配置になっており、木枯らし1号の条件の1つを満たしているのが分かります。
【出典・参考】
tenki.jp 『きょう(4日)未明に東京地方で「木枯らし1号」 発表は3年ぶり』
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2020/11/04/10274.html
気象庁 『日々の天気図』
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/hibiten/index.html