やってまいりました。毎週金曜日更新「おかえりモネが楽しみすぎる日記」です! 3週目の放送を振り返っていきます。気仙沼のシーンがたくさん登場して、地元は大いに盛り上がっています! では早速いきましょう。イラストと文は、サユミが担当します。どうぞよろしくお願いします。
※ここからは3週目の放送ネタバレを含みます。まだご視聴のない方はここでリターンお願いします。
5月31日(月)あぁ、海だー!
気象予報士試験のかなり難しい内容に面食らい、まずは身近な天気に注目するところから勉強を始めたモネ。まずは勉強って身近なところから興味をもつことが大事ですね。朝岡さんもそんなこと言ってた気がする。
モネは「お盆には実家に帰らいん」とサヤカさんに背中を押されて、おばちゃんたちからはお土産の野菜を渡されます。このシーン、空芯菜が出てくるんですが、そういや登米の産直で空芯菜よく売ってるよなーって思って調べたら、実際に登米の特産品だそうです! ニンニクと炒めるとおいしいですよね。
さ、そこで菅波先生、相変わらずのひねくれ対応だけど、心なしか優しいような。少し距離が縮まってきたのかな? モネちゃんて、菅波先生の厳しい言葉も態度もそんなに気にしないですよね。大人だなぁ。私なら喧嘩になって、森林組合を辞めさせられてると思う。
そして帰郷。BRTに乗って、定期船に乗って、目の前に広がる気仙沼の海を見て「ああ〜海だ〜!」というモネちゃんのセリフ、気仙沼の人たちみんなが心でそう言ってたと思います。仏壇のおばあちゃんのセリフは「おかえり。よく帰ってきたねぇ」でした。「おかえりモネ」のタイトル回収は、まだ早い。
6月1日(火)お盆はみんなで
実家に帰ってきたモネは、おばあちゃんの初盆のためにおじいちゃんと盆棚を作ります。材料の木を壊して、お茶目な感じだったおじいちゃんが、一人になったとき一瞬見せた寂しい横顔……! よく考えたら「初盆」ということは、おばあちゃんが亡くなってから日が浅いんですよね。普段寂しさを見せないおじいちゃんのこの表情に、グッときてしまいました。
法事にはみんなが集まりました。このワイワイガヤガヤして、飲んだり食べたりするのとか、大人が何回もおんなじ話をするのとか、いかにもお盆って感じです。
そして同級生チームも集合! このお盆の迎え火を気仙沼では「ラッツォク」と言います。「ろうそく」が語源だと思うんですが、ホームセンターやスーパーでも「ラッツォク」って名前で売ってます。
家にやってきた同級生は、すーちゃん(明日美)、りょーちん、悠人くん。注目は「ナチュラルボーン・モテ」のりょーちん。迎え火を囲む時、そっとみーちゃんを支えたり、自然体で「ドキッとした」ってすーちゃんに言ってみたりとか、全ての言動がりょーちんでした。そりゃモテるわ……。
あれ? もう一人の同級生、みつお(三生)は? と思ったら最後に登場。おお、金髪だ。島の子は高校卒業すると金髪にしがち説。あと、お坊さんは原付に乗りがち説。あると思います!
6月2日(水)選択肢
寺の息子、みつおも揃って、仲良し同級生が全員集合です。ところで、気仙沼のイントネーションでは3文字の名前の子は「み↑つ↑お」と、真ん中の音にアクセントを置くんですよ。リピートアフターミー「み↑つ↑お」……うんうん、モネっぽいでしょう?
みんなで中学校時代の吹奏楽の思い出を語り合うんですが……私が注目したのは、担当楽器がキャラクターに合っているということ! 私サユミも元吹奏楽部なんで血が騒ぎました。イメージですが、フルート→かわいい、サックス→男前・リーダー、トランペット→花形、トロンボーン→ムードメーカー、ユーフォニウム→優しい、クラリネット→真面目・頑固 てな感じです(個人の感想なので異論は認めます)。
また「アメリカンパトロール」という曲を演奏するシーンにちなみ、亀山レストハウスでは、この曲をBGMとして実際に流しているそうです。詳しくはこちら。
そして「選択肢がない!」と反抗するみつおに対し、「漁師以外選択肢がない」と悟った感じのりょーちん。最後にはりょーちんパパ、新次さんも登場。仮設住宅での花火を眺める表情、足取り、「元気」の言葉とは反対の思い詰めた心情が感じられましたね……。及川親子の今後のストーリーが気になります。あとは、電話帳がレトロなのとか、新次が電話を切る時の「んで!」が、あまりにも気仙沼なのとかも気になりました。去り際の挨拶は「んで」です。はい、じゃあ、リピートアフターミー「んで!」……うんうん、漁師っぽいです。
6月3日(木)なんで音楽やめちゃったの?
久しぶりに会ったりょーちんに「色気ダダ漏れ!」と、眠れなくなるすーちゃんは、全国のファンの代弁者です。中学生時代のりょーちんの「人たらし力」もすごい。男子にも嫌われていないところを見ると、男女問わず気遣いを見せる人なんだろうなと思いました。そんなりょーちんで部員集めをするモネは、意外と策士?
モネは、本当に音楽が好きだったんだなぁ。仙台の高校受験を決めるシーンは、お父さんお母さんが優しくて泣けてくる。優しい家族のもとでまっすぐ育ったんだね。
仙台での合格発表、しかし結果は不合格。一つうまく行かなくたって、好きな音楽を捨てることないさ。お父さんの行動から、そんな優しさを感じました。
時間は、2011年3月11日14時46分になろうとしています。今の私たちは、この時間を見ると特別な感情を抱いてしまうけれど、この時はまだ誰もが、明日がまたいつものようにやってくると思って過ごしていたんですよね。
6月4日(金)あの時。
なかなか気仙沼に戻ることができなかったモネとお父さん。ようやく帰ってきたころには、島全体で火災が起きていました。島に戻ることができたのはさらに数日後になります。
この時、停電で、携帯はつながらなくなっていたはずなので、家族の安否もわからず辛かったことでしょう。ようやく、避難所の学校で、妹と同級生たちに会うことができたモネですが……そこには島にいたみんなと、いなかった自分との見えない壁ができてしまったようでした。あの震災の時、おそらくモネも、仙台にいて被災しなかったわけではないと思うのです。でも、電気もなく情報も入ってこないみんなにとっては、モネが違う世界から来たように感じられたのかもしれません。
気になったのは「おばあちゃん逃げて!」という声と、座り込んで動こうとしないおばあちゃんのシーン。避難はできたようですが、何があったのでしょうか。他にもお母さん、おじいちゃん、同級生たち、島のみんな、それぞれにとっての震災がどうだったのかは、これから少しずつ語られてくるのかもしれません。
「あの時」の回想が終わって、みんなで浜へ。みつおはなんで急に寺を継ぐのが嫌になったんだろうと言うみんなに、りょーちんが「寺、きつかったと思うし。あん時」と答えます。震災の時、悲しい別れの現場を一番経験していたのは、みんなの中で一番明るいみつおだったんだ。震災後にモネが帰ってきたときのみつおの表情は、普段の明るさの中に、そういう悲しさが宿っている感じがしていました。
穏やかで優しい朝の海。震災を経験したみんなが、また海の美しさを噛みしめるシーンが印象的でした。
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1週間のまとめは金曜に「気仙沼さ来てけらいん」ホームページで更新します。
震災は、一人一人状況が違って、感じたものが違うぶん、ドラマで表現することはとても難しかったろうなあと想像しています……。震災直後のシーンは、役者さんの表情から伝わってくるものがあり、観ている人それぞれの想いが呼び起こされたのではないでしょうか。
あとは、この同級生のメンバー、すごくいいですよね。ああ、この感じ懐かしいな〜……。とは、思っていません。そもそも私には卒業後にもお泊まり会をするような同級生グループはいなかった! 存在しなかった青春の思い出を、彼らで補完しているのです……。
次週もよろしくお願いします!
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#大好きだったんだよね
#おたよりも待ってます
#モネ絵
(文・イラスト/サユミ)
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