東日本大震災で流され行方不明になっていた2代目恵比寿像が引き揚げされます

お知らせ 2020/01/13

気仙沼市の内湾地区、浮見堂に設置してあった2代目恵比寿像が、1月14日に引き揚げされます

日時:令和2年1月14日(火)10時~10時30分(予定)
場所:神明崎 *詳細は下記地図等を参照ください

恵比寿様は座った姿が一般的ですが、五十鈴神社所有の恵比寿像は、初代・2代目ともいずれも珍しい「立ち恵比寿」でした。「おえびすさん」と呼ばれ、漁業関係者から大漁祈願や航海安全の神様として崇められ、市民や観光客からも親しまれていました。

初代は昭和7年(1932)に建立されましたが、第2次世界大戦時の金属回収で国に共出。二代目は昭和63年に(1988)に再建され、東日本大震災で行方不明になっていました。

震災後、ダイバーの協力のもと何度も捜索をして見つからなかったなか、ようやく去年11月25日に発見されたのです。

2代目の引き揚げは1月14日に予定されており、その後は所有する五十鈴神社に引き渡される考えとのことです。

現在はエビスビールで知られるサッポロホールディングスさまのご支援を受け、3代目の制作が進んでいます。初代と2代目は恵比寿像がタイを手にしていましたが、3代目は気仙沼が水揚げ日本一のカツオに変える計画とのこと。春に復元する浮見堂の完成にあわせて設置される予定です。

9年の時を経て内湾のシンボルが復活することと合わせて、発見されて引き上げられる2代目の「おえびすさん」。とても偶然とは思えないロマンを感じますね。

春の復元にむけ工事を進める浮見堂や3代目「おえびすさん」の情報は、日時などが決まり次第あらためてみなさまにお知らせしたいと思います。

*引き上げ場所に関しては下記地図をご参照ください、ただし工事現場のため以下にご留意ねがいます
・安全対策上、至近距離での撮影は困難であり、20m程離れた場所からの撮影となること
・ヘルメット・長靴は各自用意のうえ着用すること
・その他現場監督員の指示に従うこと
*復元に関する詳細は、下記ポスターをご覧ください

▲二代目「おえびすさん」