ー 気仙沼のおさかな図鑑 ー

メカジキ

目次

1.メカジキの時期
2.目利きポイント
3.気仙沼でメカジキを食べるなら
4.メカジキコラム
5.あわせて読みたい!おすすめ記事

1.メカジキの時期

メカジキは一年を通して水揚げされますが、 特に脂がのっておいしいといわれるのは冬の時期です。
・10月ごろ〜3月ごろ:脂がのって濃厚な味
この時期は「冬メカ」と呼ばれ、地元でも親しまれています。

2.目利きポイント

脂の入り具合

脂があるメカジキは、「ほんのり白っぽい・ピンクっぽい」色になります。
逆に、「赤っぽい」「黒っぽい」ものは、あっさりめなことが多いです。
また、脂がのっていると、身がしっとりツヤっと見えます。カサカサしているものより、“うるっ”として見えるものがおすすめです。あとは“血合い”と呼ばれる身にある赤い点や筋が小さいものを選ぶと良いです。身の中に、白い線や模様が見えると脂ありのサイン!お肉のサシみたいなイメージです。

3.気仙沼でメカジキを食べるなら

気仙沼でメカジキを食べるなら定食屋や食堂などで、 地元の味として気軽に楽しむことができます。

・気仙沼の定番で「刺身」


刺身にしてみると、脂がたっぷりのっているのに、後味は軽く、何枚でも食べられてしまうことに驚きます。
しつこさもなく、魚臭さも全くなく、魚の旨味と甘さだけが口いっぱいに広がり、これがメカジキの本来のおいしさなのかと感動するほどです。

・映画「サンセット・サンライズ」でも登場した「ハーモニカ焼き」

メカジキの「ハーモニカ」とは、背びれとしりびれの付け根から1匹に約1%しか取れない希少部位で、肉厚で締まった身とゼラチン質のぷるぷる食感、濃い旨味が特徴の、気仙沼で昔から親しまれてきた食材です。「ハーモニカ」の由来は、筋が柵状に並ぶ見た目が楽器のハーモニカに似ているから、あるいは、かぶりついた時にまるでハーモニカを吹いているように見えることから、等の説があります。

・冬には「メカしゃぶ」も!

メカジキのしゃぶしゃぶ「通称:メカしゃぶ」です。刺身で食べても美味しいメカの身を鍋にくぐらせて「レア」状態を楽しみます。火の通し方で変わるメカジキの味わいを堪能できる、贅沢なメニューです。

詳しいお店の情報はこちらから!(サイト内移動します)


気仙沼市のふるさと納税で商品を探す ※外部サイトに移動します ▶

4.メカジキコラム


メカジキは、気仙沼では「メカ」と呼ばれる身近な魚です。スズキ目・メカジキ科に分類されるカジキの仲間で、メカジキ科唯一の現生種。カジキ類の中ではとても大きく成長する魚です。体長は4〜5メートル程度になり、重さは100キロ超え。性格は獰猛、時速100キロで海の中を泳ぐメカジキは、料理に変身するまでには様々な人の手が介されています。
一匹が大きいため、切り分けて使われ、昔から家庭の食卓に並んできました。 港にあがり、店に並び、食卓へ。メカジキは、気仙沼のくらしの中にある魚です。

そもそもメカジキって?

温かい海域に生息している,体長が数メートルにもなる大型の魚です。とても長い「吻(ふん)」が特徴で英語では「Sword Fish」とも呼ばれています。

メカジキはなにでとっている?

気仙沼では、主に2つの両方で漁獲されたメカジキが水揚げされています。
・突きん棒漁
漁船の先に立ち、三又の銛でつく方法

突きん棒漁は波間によぎる魚影を探し、一人は見張り台の上から船を操り、もう一人は、突き台の上から銛を放つ「狩り」のような漁です。
・延縄(はえなわ)
「幹縄」と呼ばれる長いロープに,短いロープと針を一定間隔でつなぐ方法

延縄漁は幹縄と呼ばれる長いロープに、枝縄と呼ばれる短いロープを繋ぎ餌をつけ、それを海に沈めて魚を食いつかさせる大掛かりな仕掛けです。

いずれの手法にせよ、魚体の大きなメカジキを水揚げするには大変な苦労がともないます。

なぜ、気仙沼で身近な魚なの?

気仙沼では、戦後、マグロ延縄漁が発展し、同じ方法で様々な魚(メカジキも含めて)が獲れるようになってから。一尾あれば多くの人のお腹を満たすことができるため、漁船の乗組員が帰港した際、自宅や近所に持ち帰る〝分けざかな〞として好まれたそうです。そのため、気仙沼の港町付近に住む人々の思い出の中に「豚肉の代わりにメカジキを入れた「メカカレー」が家庭料理として定番だった」というエピソードがあるほど。漁期は通年で、夏でもマグロほど身の質を下げないメカジキは、地元の人々にとって馴染み深いメジャー食材なのです。そのため徐々に消費量も増え、多彩な家庭料理が生まれました。
今では、このメカジキが多く気仙沼に水揚げされ、全国でも有数の産地となっています。
1年を通して流通しているため、地元民には馴染み深い魚です。特に10月〜3月頃の冬メカは、本マグロに負けないくらいに脂と旨味がありますが、まだまだ全国的には知られていません。鮮度が良ければ生食用として出回るものの、足が早いことからその割合は少なく、ほとんどが気仙沼市内や近場での消費に限られることも理由の一つです。

5.あわせて読みたい!おすすめ記事