気仙沼は釣りの魅力がいっぱい!実際に行って釣りをしてみたレポート第2弾をお届けします♪
はじめに
こんにちは!気仙沼クルーシップ事務局のオオタです。
前回のハゼ編はご覧いただけましたか?
まだ!という方はこちらからチェックしていただけると嬉しいです。
(あれから一人でハゼ釣りに行きました♪)
気仙沼には熱い釣りスポットがまだまだたくさん!今回も、気仙沼の釣りYouTuberといえば!の『アナハゼティ』りゅうさんにガイドしていただきながら、初心者オオタが気仙沼で釣りにチャレンジしたレポート第2弾をお届けします!
・宮城の最北端、気仙沼
・今回のスポットは気仙沼大島!
・釣りをしてみよう!
・地形
・今回のターゲットは?
・堤防釣りに必要なもの
・注意すること
・釣り方のコツ!
・暴風の中、結果は・・・?
・冬はドンコ汁!気仙沼ならではの文化 ”えびす講” とは?
・おいでよ気仙沼!
宮城の最北端、気仙沼
気仙沼は宮城県の最北端に位置する街です。三陸沿岸地域のため、多種多様な魚が漁獲されます!気仙沼といえば・・・かつおやメカジキが有名ですね。橋が架かったことでアクセスしやすくなった離島、気仙沼大島や自然豊かな唐桑半島など地形もバラエティに富んでいます。


今回のスポットは気仙沼大島!
気仙沼大島大橋(通称:鶴亀大橋)がかかったことで車でアクセスできるようになった離島、気仙沼大島。牡蠣の養殖いかだや美しいビーチなど、自然豊かな景観にあふれた気仙沼の人気スポットです。


釣りをしてみよう!
今回は「大島長崎堤防」で釣りをすることに!
夏にたくさんの人でにぎわう「小田の浜海水浴場」の近くに位置しています。
車を停められるスペースがあり、近くにトイレもあるので安心です。
※船が停泊している場合や漁師さんが作業している場合は邪魔にならない場所に駐車しましょう。


地形
今回は堤防の付け根付近の外洋側で釣りをします。
この場所は足元にブロックが入っており、そこが魚の住処になっています。
ブロックが隠れ家となっているため「根魚」と言われる、アイナメ・メバル・ソイ・カサゴなども生息しています。


今回のターゲットは?
今回は冬が旬の名物「ドンコ」を狙ってみました!
正式名称はチゴダラと言い、大きく分けるとタラの仲間です。
※以前まではチゴダラとエゾイソアイナメは別種でしたが2019年にチゴダラに統一されました。

堤防釣りに必要なもの※ドンコ用
夕方から夜にかけての釣りに必要なものをまとめました。
今回はホームセンターで仕掛けを買ってみました!使う仕掛けは「ブラクリ」、エサは冷凍サンマの切り身を使いました。
・釣竿(ロッド)
・リール(釣り糸が巻かれたもの)
・仕掛け
・餌
・クーラーボックス
・水汲みバケツ
・ヘッドライト(手元や足元を照らすため、人がいることを周囲に知らせるため)
・ライフジャケット


注意すること
・釣りが禁止されていないか確認
・必ずライフジャケットを着用!
・漁師さんが優先!船が来たときは海から釣り竿を上げる
・仕掛けを投げるときは周りの安全を確認してから
・ごみは持ち帰り、使った場所をきれいにしてから帰る


釣り方のコツ!
りゅうさんから釣り方を教えていただきました!
今回のターゲット「ドンコ」の釣り方を解説します。
ドンコは基本底付近にいることが多いので、足元に仕掛けを下ろし、底を取ることが大切です。
今回は「ブラクリ」という針とオモリが一体化になった仕掛けに、エサは「サンマの切り身」を使用します。
エサのサンマは身が柔らかいので、針に刺す際は縫い刺しにすると取れにくいです。
【釣り方の手順】
①エサをつけたら足元に仕掛けを投入します。
②仕掛けが着底したら糸が弛むので、糸が張るぐらいまで巻き取ります。
ここがポイントです!
糸を弛んだままにしておくと魚のアタリが分からないのと、場合によってはエサを穴の奥に持って行かれて引っかかってしまいます。
糸は常に貼った状態をキープしましょう。
③着底し糸を張ったらここから誘いを入れます。
竿を大きく煽り、底から50cm〜1m浮かせてまた落とします。これを2回ぐらい繰り返すことで、水流が発生するので近くにいる魚に何かいる!と思わせるのと、エサの臭いを拡散する効果があります。
④アタリを待ちます。この時底から20cmぐらい仕掛けを浮かせておくとアタリが分かりやすく、ドンコもエサに気づきやすくなります。
⑤アタリがあったら少しエサを食い込ませてから素早く大きく竿を煽って合わせます。
ハリをしっかり魚の口に掛ける「アワセ」という動作です。
①〜④を繰り返して、反応がなければ1mぐらい移動してを繰り返しドンコがいそうな場所を探っていきます。


暴風の中、結果は・・・?
冷たい風が吹く中、ゆっくりと仕掛けを海におろします。
仕掛けが底に付いたら、糸の張りを感じながら、底から30~50㎝程上に竿ごと持ち上げます。
少し待って反応がなければまた糸を出して底に仕掛けを落とし、仕掛けにつけた餌の匂いを海の中で広げます。
それを繰り返していると……小さなアタリが!


ミニサイズの「ドンコ」を釣り上げることができました!
小さくてもしっかり引っ張ってくるので、魚のパワーを感じました。
りゅうさんもドンコを釣りました!


最近増えてきたカサゴも釣れました♪
途中で雨と風が強くなったため、これ以上は危険と判断して釣りを終えました。
冬に海に落ちてしまうと低体温症で命を落とす危険性が高まります。
必ず無理をせず、釣りをやめる判断をしましょう!
そして、冬の夜釣りはとても寒かったので首や耳、手を温められる服装を心がけようと思いました・・・。
冬はドンコ汁!気仙沼ならではの文化 ”えびす講” とは?
気仙沼でドンコといえば「ドンコ汁」!お味噌汁の具材にドンコが入っているイメージです。
そして気仙沼には ”えびす講” と呼ばれる慣習があるのだそう。えびすは七福神の一人「恵比須様」のことです。

ドンコは大きなお腹・小さい尾を持つため、お金がたまる縁起のいい魚とされています。大きな口でなんでも食べる姿からも想像がつきますね。
気仙沼でのえびす講は、恵比須様を祀るため「旧暦10月20日に大漁・商売繁盛を祈願して神棚に吊るして供え、ドンコ汁にして食べる」というものです。
2025年のえびす講は11月20日に行う家庭が多い一方で、唐桑地区では12月に行うのだそうです。
(ちなみに恵比須様というとタイを抱えているイメージですが、気仙沼市内・浮見堂にある恵比須様の像はなんとかつおを抱えています!)

ドンコ汁を作ってみた!
オオタ、初めてのドンコ汁にチャレンジ!
エラをしっかり取って、頭も入れることにしました。


ドンコは肝が命!
出汁を何も入れていないのに、肝と身の旨味がしっかりと感じられて濃厚な一杯でした♪
これは冬に食べたくなる・・・としみじみ。手足の先までぽかぽかになりました!

りゅうさんおすすめの調理方法はなめろうとのことです!釣りたてなら肝をあえても◎
今度釣れたら挑戦してみたいと思います!

そして、りゅうさんが過去にこの場所で夜釣りをしているYouTube動画もご紹介します。
ドンコを調理しているシーンもあるのでぜひチェックしてみてくださいね!
おいでよ気仙沼!
いかがでしたか?
気仙沼の冬の風物詩・ドンコを初めて釣って食べて、私は改めて港町・気仙沼に住んでいる実感が湧いてきました。他にも気仙沼ならではの食文化があるそうなので、調べてみたいと思います!
冬は寒いし、魚なんていないのでは・・・と思っていたのですが、実は美味しい魚が獲れる時期なんだそう!アイナメ、カレイなどほかにも釣れる魚はたくさん!
あなたも、気仙沼さ来てけらいん!
オオタ
気仙沼市民歴:約半年。美味しい魚を求めて釣りを勉強中!
かつおを釣るのが最近の夢。
アナハゼティ(りゅう)
気仙沼の釣りYouTuber。堤防から船まで、初心者でも見て楽しめる釣り動画を発信中!
※YouTubeチャンネルはこちらからチェック!↓
アナハゼティ ANAHAZETI

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