おかえりモネが楽しみすぎる日記 10月11日-10月15日放送分

最善を尽くしたらあとは祈るのみ。 #おかえりモネ

モネ日記 2021/10/15

毎週金曜日更新「おかえりモネが楽しみすぎる日記」です。今週もいろいろありました。うん、いろいろありすぎた。いろんな意味でドキドキハラハラの展開でした。
では早速、1週間の放送を振り返ります。イラストと文はサユミが担当します。

※ここからは22週目の放送ネタバレを含みます。まだご視聴のない方はここでリターンお願いします。

10月11日(月)船を買う


先週の続き、永浦塾開設準備……をひと段落させ「こないだのこと」を話すモネとみーちゃん。東京に行くのか、このまま気仙沼で研究を続けるのか、みーちゃんは「亮くんとのことがはっきりしないと、私何も決められない。」と思っているようです。でも、まずはりょーちんのことをはっきりさせよう!と順序立てて考えられたのは良かった!と、思ったらそこに新次さんとりょーちんがやってきました。
りょーちんは「こないだきつい言い方して…」とモネに言います。モネが帰ってきたのを「きれいごと」って言ってた件ですね。モネは「わかってる。言ってくれて良かったよ。」とそのことを水に流していました。
これ、もし都会だったら、このまま会わなくなって、疎遠になることもあると思うんですよ。でも島ではすぐに会ってしまうんですよね〜!だからこうやって間違ってたらすぐ謝る、ちょっと変な感じになっても引きずらない、ってメンタルの強さが必要なのかもしれません。
そして……えっ? 新次さん、いちご農家を手伝ってるの?!気仙沼いちごの?意外だ……。けど、辛い時、一番いいのは、関係のない仕事を増やして、無理にでも忙しくすることだと思います。前よりも新次さんはいい顔してます。
この時、亜哉子さんが言いかけたのは「亮くんは新次さんに船に乗って欲しいと思ってる」ってことでしょうか。「もう一度親父に船に乗ってもらう」こと、つまり過去を少しでも取り戻すことだけが、親父を救う方法だとりょーちんは考えている気がする。でもそれは、新次さんが望んでるわけじゃなくて、りょーちんの願いなんですよね。モネは東京で、誰かの役に立ちたいのは、自分のためじゃないか?と悩みましたが、あの時を思い出します。どう話が展開していくんでしょうか……?

で、そのあと、菅モネ。指輪もサプライズも「結婚しよう」の一言もないプロポーズ……。ってこと?ですか?解釈合ってますか?
もう〜!いつにするかは置いといて、いずれ結婚しましょうのご挨拶に行きますよ宣言ってことですかね。うぉおおお今日は心が忙しい〜!
最後は、サンドウィッチマンさん登場!これは嬉しい〜!って今日はほんとに忙しすぎ!漁師役にぴったり、方言の違和感もなく、素晴らしい出演シーンでございました!

あとこの時、モネは多分組合長の滋郎さんに用事があったと思うんですけど、偶然そこにりょーちんが居ましたよね。社会人になってすぐのお盆の帰省で、帰りに港で偶然りょーちんに会ったりもしましたが、これは気仙沼マジック。海関係の仕事をしている人は、港周辺で知ってる人に会う確率がものすごく高いのです。ちょっとした大学のキャンパスくらいの感じで知ってる人に会います。
ところで「あさイチ受け」では「モネは、立ち聞きが多い」「もはや家政婦」ということを大吉さんが指摘してましたねー。確かにそうなんだ。それ、私が言ったことにしてくれないかな……って思いました。

10月12日(火)信用されること


モネは漁協で気象情報を役立てられないかと、また組合長の滋郎さんのところへやってきていました。しかしモネのネガティブな気象情報は「悪くなる予測ばっかりされても困る」と言われ、聞き入れてもらえません。また、悠人を通して市に提案した「けあらしツアー」も、断られてしまいます。
こんなこと言っちゃ、身もふたもないけど、仕事を一人で始めた時って、まあそんなもんだよなぁ……。東京では、上京初日にテレビ局に連れて行かれて、そのまま面接合格して、トントン拍子にうまく行って「これがヒロインパワーか」って思ってたんですけどね。気仙沼のことになると妙にリアルでシビアです。
そんな中「モネは東京にいた方が良かったんじゃないの」「(市役所とか寺とか)そういう仕事じゃないと認めてもらえないっていうのはあんだよ」と、みつおに痛いところ突かれます。確かにそれも一理ある。「きれいごとにしか聞こえない(byりょーちん)」「な〜んで帰ってきちゃったの?(by遠藤課長)」「モネが帰ってくるの、どう?(by亜哉子ママ)」など、帰ってきたからって簡単にはいかないんだよ、大変なんだよ、っていうことは、みんな思ってたんでしょうね。

そもそも「無い職業」を根付かせるのって、すごく難しいと思います。魚や野菜を買ったらお金を払う、飲食店での食事に対してお金を払うのが常識の場所で、気象情報という目に見えないものを売ることの難しさ……。モネがお店で働くとか、市役所で働くとか、そういう「すでにある仕事」だったとしたら、みんなこんなこと言わなかったと思います。でもモネがやりたいのは気象予報なんだよなぁ……。気仙沼じゃ、そんな「やりたい仕事なんてできないよ」っていう諦めにも感じられるこの言葉たち。
いや、でも、そんなことはない!と私は言いたい!私も気仙沼に「無い職業」をやってきたと思うので、これはモネちゃんも諦めないで欲しいです。思っている気象の仕事とは違うかもしれないけれど、きっと何か道があるはず……。でも、サヤカさんに言わせたら「100年早い!」わけですよ。そうそう、ひと月やそこらで悩むことなんかないですから。

その後、モネのところにやってくる気仙沼の農家さん役は、気仙沼出身の、小野寺ずるさんです!祝ご出演〜!
なかなか雨が降らず作物の出来が悪い、という相談でやって来ました。結果、雨量が減っていることは確かで、だからといって解決策までは伝えることができません。でも最後に「これ相談料っているの?」と「情報がタダではない」とわかってくれてくれてたのは、まだ希望が持てる気がしました。とはいえ、やっぱりうまく行かない。

話がちょっと前後しましたが、みーちゃんとりょーちんのクリスマスデートは、やはり今回も定時上がり……。ずっとそばにいてくれるみーちゃんのこと、りょーちんは特別に思ってる気がするんだけどね。
最後は落ち込むモネに菅波先生から電話が……でもモネは出られません。これはわかるな〜。どんな言葉も受け取れない時ってあるよね。あ〜でも、不在着信が続いたら、先生心配でこっちに来ちゃいそうだなって思いました。もしその時は、ついでに観光もして、ゆっくりしてってくださいね。

10月13日(水)しぶといな。


「今は一人で考えてみようと思います。」と菅波先生の電話に出なかったモネ。そこでモネは、電話ではなくメッセージで、今の心情を綴るわけですが……菅波先生は「自分で選んだんでしょう?」「それとも東京に戻りますか?」と決して優しくはない言葉を送ってきます。
激励だと思うんですけど……落ち込んでるモネにとっては、冷静さを通り越して、冷たく感じちゃうんじゃないでしょうか?大丈夫かなぁ。それに対し「私はここにいます」と打ち返したのはさすが、しぶとい血筋なだけある!踏ん張ってます。

さて、2020年の年が明けました。みーちゃんはりょーちんといつもの喫茶店で待ち合わせです。「初詣とか、行く?」ってりょーちんに言われたらさ……行かない?行っちゃうよね。いや、でもみーちゃんは誘いには乗らずに「次の漁から戻った時にゆっくり話す約束」をします。そのために待ってたんだもんね。
そして1月3日、モネには気がかりなことがありました。風が強くなり、三陸沖では時化になることが予測されるため、モネは早めの予報や注意喚起の手を打ちます。りょーちんが戻ってきて、みーちゃんと会う約束をしたのは確か3日の昼過ぎ……ちょうど今頃のはずですが……。
モネは、漁協の組合長にも、いま沖に出ている船に戻ってくるよう電話をかけますが「しつこい」と言われ電話を切られてしまいます。しかし、こんなことで諦めるモネではありません!漁協に押しかけ、何度あしらわれても、危険性を訴えます!そして、ついに滋郎さんの言葉が「しつこい」から「しぶとい」に変わり「一発、無線流しとくか」と、理解を示してくれました。
いや〜登米のクマさんに天気のことを口出しして「バカに見えっと!」って言われた時は、まだモネも幼かったんだけど、今回滋郎さんを説得できたのはちゃんと気象予報士としてモネが経験を積んだからですよ。成長したなぁ〜。
でも、この様子だと、りょーちんが今どうなっているか。なんとなく想像できますよね……。「今度、船から戻ったらちゃんと話すよ」って、どう考えても、なんらかのフラグですよ。どうか航海の安全を祈ってます!

10月14日(木)最善は尽くした。


港には船が続々と戻ってきます。組合長も「あんだの言った通りになったな」と、モネの予報に感心していて、視聴者的には「だから言ったじゃん〜」みたいな気持ちになりました。あと1時間くらいで船はほぼ戻ってきそうとわかり一安心。
しかし……そんな時モネに組合長の滋郎さんから再び電話がきます。「一隻戻れてねぇ船がある」それは、りょーちんの乗った船でした。そう……だと思ったよね。フラグめちゃくちゃ立ってたもんね。

そこでモネは、ウェザーエキスパーツ本社に相談し、野坂さん、内田くんと話し合い、その結果「あと6時間ほどその場にとどまるのが一番安全である」と漁協を通して船に連絡しました。
漁協には船員さんの家族が集まります。そこへ新次さんも登場!「西からの風に舳先を向けて」「あと6時間もすれば風はおさまる」と、船に連絡を伝えました。ここのポイントは、伝説の漁師である新次さんが、気象予報のプロたちが出した答えと同じ答えを自力で導いていたこと……かっこいいなぁ。

そのあと、みーちゃんが「漁師とか船とか海とか」「私たちって結局ずっと縛られて生きてきたんだよ」と涙ながらに語るシーンがありました。個人的には、以前りょーちんがモネに「海は嫌いになれない」って言ってたのもあって、りょーちんは「漁師とか船とか海とか」を好きで選んでるんだと思ってました。震災や家族のいろいろがなくても、りょーちんは漁師になってた気がするけど、何か「縛られてる」こともあるのかな?

それは一旦さておき、まだ「りょーちんに何も言えてない」みーちゃんの姿を見て、モネはたまらずウェザーエキスパーツ本社に電話をします。何かできることはないのか?と、慌てるモネに対し、朝岡さんがこう言うんです。「永浦さんは最善を尽くしました。これ以上できることはありません。」と……。
私はどこかで思ってるんです「まあ、りょーちんは無事帰ってくるだろう」「あの新次さんを残して、ってことは無いだろう」と。だからこんなに余裕で書いてられるんですよ。でも、本当は次の放送を見てみないとわからないじゃないですか。無事かどうか、そんなことはわかんないんだと、想像してみるとですよ……本当に、祈るしかない。実際に、漁師さんのご家族はこんな気持ちを味わってるわけで、改めてすごい仕事だなぁと思いました。どうかご無事で。

10月15日(金)本当は思ってた。


モネの元に、りょーちんの船が低気圧を抜けたという知らせが届きます。ひとまずの無事に「神様はいたな」「仏様もいました」と言うおじいちゃん&みつお。それぞれに安堵の表情を見せました。いや〜よかった……。もしも、りょーちんに何かあったら、このあと続きを見る気力が残ってなかったかもしれない。
耕治さんに「どこにいる?」と聞かれ「うちだよ」「(迎えに)行くかよ。ガキじゃあるまいし。」と答えた新次さん。
しかし、次のシーンでわかりました。新次さんは迎えに行くどころか、ずっと港で船の帰りを待っていたのです。はあぁああ本当に無事で良かったな……。新次さんのことを考えると、余計にそう思います。

そして戻ってきたずぶ濡れのりょーちん。「ちゃんと温まってこい!」ってほんとそう。とりあえず温まって今日はもうゆっくり休んで……あっ!そうだった、これからみーちゃんと話さなくちゃならないんだっけ。今日はもう疲れてるし、明日ね〜と言いたくなるのは歳のせいでしょうか。

その後、モネのところへやってきたみーちゃんとりょーちん。「俺大丈夫だから」「もう縛られなくていいよ」と言うりょーちんと、「りょーちんは大丈夫ってしか言わない」「何もできないんだって思い知らされる」と言うみーちゃん。結論、りょーちんにしてあげられることは何もない。「もういい、もう終わりにする」と言って立ち上がるみーちゃん。二人はこれで終わりなのか……と思ったら、そこをモネが引き止めました。
「大丈夫って言いながら本当は何て思ってたの?」とモネが核心を突くと、ついにりょーちんが重い口を開きます。「お前に何がわかる。そう思ってきたよ、ずっと!俺以外の全員に!」と。うん……待ってたよ。君が心の内を言ってくれるのをずっと待っていたんだ!だからそれでいいんだよ!

この後のモネのセリフ「私にはわかんない」「それでも一緒に生きてきたいって」ここまでは、菅波先生がモネに気持ちを伝えたのと同じ文脈ですね。でも「(そう)思ってた人がいる」ってのは、自分じゃなくてみーちゃんのことです。これをモネが言うのか〜!と思ったけどそれは後で。
りょーちんは、みーちゃんがずっと思ってくれてることを知ってたけれど、大切な人を失ったり、うまくいかなくなることが怖くて、それを認められなかったんですよね。
ようやく「俺、幸せになってもいいのかな。」と思えたりょーちん。即答で「いいんです!!」と、私の中の川平慈英が言いました。一つ壁を乗り越えた感じがしました……。

これ、欲をいえばなんだけど……モネじゃなくて、みーちゃんが全部言えてたら良かったよな〜って私は思いました。モネがいなかったら成立しない話じゃないですか。あと、みーちゃんは、もう少しりょーちんのお母さんみたいに明るくできたらいいけど……そりゃ無理かぁ〜。仕方ないよね、東北人は基本闇属性だし!私なんかは、みーちゃんの闇が、深けりゃ深いほど好きになっちゃうけどね。
来週はさらに大詰め!のこりわずか、よろしくお願いします。

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1週間のまとめは金曜に「気仙沼さ来てけらいん」ホームページで更新します。

いや〜今週……特に金曜日の放送内容は、まだ消化できていない気分です! みーちゃんとりょーちんの会話は「モネが間に入って」成立してるから、これでハッピー!って気持ちには、まだなれてないんですよね。
りょーちんのことはさておき、みーちゃんはやっぱり一度、気仙沼を出ていろんな世界を見てきたらいいんじゃないかなぁ……。なんて私は思うんですが、まだ物語は続きますから、まずはそこまで見届けたいなと思います。

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(文・イラスト/サユミ)

 

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