おかえりモネが楽しみすぎる日記 8月30日-9月3日放送分

分からないけど、分かりたいと思う #おかえりモネ

モネ日記 2021/09/03

毎週金曜日更新「おかえりモネが楽しみすぎる日記」です。今週も、いろんなことがありまして……心臓がもたない展開でした。また感想が長めになってしまったので、さっそく、1週間の放送を振り返ります!イラストと文はサユミが担当します。

※ここからは16週目の放送ネタバレを含みます。まだご視聴のない方はここでリターンお願いします。

8月30日(月)心のおもむくままに


今週も始まりました…!
「船に遅刻して申し訳ありませんでした」とりょーちん自ら船に連絡をして、そのまま船に戻ろうとしていることを知ったモネとスーちゃんは、りょーちんを引き止めに向かおうとします。

しかし「りょーちんが来てもらいたいのはお姉ちゃんだから」自分は行かないというみーちゃん。ここからのスーちゃんが今回の立役者です。スーちゃんは「そんなのわかってるよ」と、みーちゃんの気持ちを受け止め「こういう時にりょーちんが本音を話すのはモネ」「あいつはカッコつけるからね。私やみーちゃんには」と言って、自分はみーちゃんと一緒に汐見湯に残り、モネ一人で迎えに行くことをすすめます。スーちゃんがいなかったらどうなってたんだ〜と思いましたね。スーちゃん先輩ほんとにありがとう。素晴らしすぎて頭が下がります。

気仙沼の及川家では、新次さんに「亮のことも考えてやれよ」と耕治さんがついに言いました。こういうことを誰かに言って欲しかったですよね。これは耕治さんにしか言えない言葉だったんじゃないでしょうか。これまで耕治さんが新次さんにしてきたことがあって、やっと伝えられた気がします。

そして、何にも知らない菅波先生が汐見湯に来ますが、みーちゃんは菅波先生に当たって「あの2人は昔から通じ合ってる」と言いかけて…スーちゃんに制止されます。
みーちゃんにとってはりょーちんは初恋で、みーちゃんはまだ19歳で、目の前のいろんなことがうまく行かなくて……だけどそれは言っちゃあ……でも、みーちゃんだって気持ちがぐちゃぐちゃなままなんだよね。だけど菅波先生は悪くないのよ……。

現実の世界だってそうなんですが、こうやって見ているドラマの中でさえ、人の本当の気持ちがどんな形で、何を望んでいるのかは想像するしかありません。だから、せめてこの物語を俯瞰的に見ている自分は、誰のことも責めないでいたいと思いました……。

最後にモネはりょーちんと喫茶店で合流。何気ない会話。「オムライスとメロンソーダが昔から好きだよね」と知っているモネに「好きだけどさ」というりょーちん。その言葉の主語はモネでもあるんじゃないかと思わせられてしまった。今日はなんて日だ!
ひとまずみーちゃんのことはスーちゃんに任せた。新次さんのことは耕治さんに任せた。りょーちんのことはモネに任せた。菅波先生のことは……ちょっと待っててね……気仙沼のシャークミュージアムの話でも……しましょうか…?

8月31日(火)楽しい話をしよう。


喫茶店で話すモネとりょーちん。「自分でそっち(漁師)の道選んどいて今更そういう(やめる)こというやつ、うぜぇわ。」とか「周りの期待に応えるってさ、案外楽なんだよ。最初はね。」とか、りょーちんが今まで話さなかったことを話してくれました。
彼が心の内を話してくれるのをずっと待ってたんですよ。なのに、またもや「やめよ。帰るわ。」と話を止めるりょーちん。君ってやつぁ、どこまで……と思いかけた時、モネが「このまま帰っちゃダメだよ。」と言って引き止めてくれました。
これが他の人だったらりょーちんは帰っていたかもしれない。そもそも、こんなモネちゃんに「帰っちゃダメだよ。」って言われて帰れる人0人説。

一方、少し落ち着きを取り戻した気仙沼の及川家では、亜哉子さんが、亮を楽にさせるには「親の私たちが本気で明るい顔になってからじゃないと」と言い「何か楽しい話しない?」と朝ごはんを用意してくれます。そうなんですよ、自己犠牲の中で他者貢献は続かないんですよ。誰かを幸せにするにはまず自分が幸せになること、というのはアドラー心理学でもありますよね。

場面はまた戻って汐見湯で、モネとりょーちんが到着してまもなく、みつおと悠人も仙台から到着!いたたまれなくなって帰ろうとしていたみーちゃんに、モネは「仙台から先りょーちんを見ててあげて。」と、さりげなく理由をつけて、その場にとどまらせました。

他愛もない会話をしていましたが、みつおから「地元へ帰る覚悟」という話が出て「そういうのおかしくない?なんで地元で頑張ってるのが偉いみたいになるの?」と言うスーちゃん。言い換えれば、自己犠牲が偉いという価値観はどうなの?とも取れる言葉だったように感じました。以前、耕治さんが、土地に住み続けなければという思いについて「その呪縛も怖い」と朝岡さんと話していたと思うんですけれども、スーちゃんの一言って、その呪いから解放してくれるような、ハッとする言葉じゃないかなと私は思いました。

9月1日(水)あの日の祈り


地元で頑張ってるのが偉いみたいになる、だからりょーちんがしんどくなってしまうのでは?と言うスーちゃんに対し「(りょーちんは)しんどいだけで漁師やってない。」と言うみーちゃん。
これに関しては、昨日「地元で頑張ってるのが偉い」と言うプレッシャーがりょーちんを辛くさせるところはあるだろうな、と思っていたのですが、みーちゃんの言う通り「楽しく漁師をやっている」のもまた事実なんでしょうね。地元組と、上京組は、この話をもう少しして、お互いの立場の理解を深めてほしいところですね。

一方、ウェザーエキスパーツでは「永浦さんとはいつから?」と菅波先生にぶっ込む莉子ちゃん。いや、あの……まだ、二人はそば屋に行っただけなんです……。話題はモネが気仙沼出身ということから、震災の話に。神戸で生まれで自分も震災を経験したことを話す野坂さん、ハッピーに生きてきて人に何かを伝える資格があるのかなと言う莉子、そして「生きてきて何もなかった人なんかいないでしょ。何かしらの痛みはあるでしょ」と言う内田くん。違う立場のギャップを包み込む、内田くんのこの一言があって良かったなと思いました。

場面はまた汐見湯に戻ります「もう大人だし。心を一つにとかそんなの無理だし。」「祈ってもUFOはこない」と言うりょーちん。そして今日は、この後がハイライト。
りょーちんの手を両手で掴み「UFOは来たよ!」とみつおが泣き出します。「みんなで祈れば叶うんだよ!」「あの人たちのために何かできんなら俺はやりたいって思うじゃんよ。」「手なんかつながなくても、心を一つになんかしなくても、俺らはUFOだってなんだって呼べんだよ!」と、なんかもう、私はみつお以上に涙が止まりませんでした。
解釈は異なるかと思いますが、UFOって普通は目に見えないものであって、りょーちんにとっては「祈っても戻らない過去」、みつおにとっては「願えば叶う未来」のことを言ってるように私は感じました。みつおは、りょーちんの過去が戻らないことはもちろん知っているけれど、未来は変えられる、そういう力が俺たちにはあるだろう?ってことをりょーちんに伝えたかったんじゃないでしょうか。
震災で大切な人を失った人、失っていない人、震災を経験していない人、いろんな立場の人たちがいるわけですけれども、今日は、そのそれぞれの溝を埋めてくれるような対話だったなぁと思いました。

9月2日(木)正しいけど冷たい


今まで話せなかったことを話したら……お腹すいたね、ってことで、幼馴染メンバーで築地でご飯だそうです。あーやっとホッとしたー。

新次さんのところには、りょーちんから留守電が来ていました。「これ(死亡届)にハンコを押したら亮を楽にしてやれんのかな。」「そしたら美波も喜ぶよな。」そう言って笑う新次さん。身近な人が苦しんでいる時、どうやったら助けられるんだろう……と自分に置き換えて考えてみたんですけど、そもそも「助けよう」「力になろう」って、簡単にできることじゃないんですよね。おせっかいだろうと、拒絶されても、何かできることを一つでもやろうとしている耕治さんの姿を忘れないようにしたいと思いました。

それで、ご飯から汐見湯に戻ってきた一同ですが、りょーちんがひとりでコインランドリーにいることにモネが気づきます。

先に言っていいすか……。
「分かってんでしょ?」って、りょーちんが言ったじゃないですか。なんのことか分かんなかったんですよ、私。こんなドキドキシーンには、身に覚えがなさすぎて分からなかったんです!!

なので、一旦整理させてください!まず、りょーちんは「失うのが怖くて誰のことも好きになりたくない」わけですよね。だから、モネが好きだとしても「言えない」んだと思うんです。
そんなりょーちんの「好き」に代わる言葉が「モネしか言える相手いない」であり、「分かってんでしょ?」ってことだったんでしょうか……。でもモネの返事は「なんでもするって思ってきたよ。でもこれは違う。りょーちんのこと、かわいそうとか絶対に思いたくない」なわけですよね。同情であなたの好意を受け止めたりはしないよ、と。それに関してみーちゃんが「お姉ちゃんは正しいけど冷たい。」と言ってたわけですよね。(この解釈自信ない……。トンチンカンなこと言ってるかもしれません。)

という前提ですが、りょーちんの言う「それでもいい」が「同情でもいいから」ってことだとすると、すごく必死で追い詰められてる感じがしませんか。バス停のシーンで「そういうの(同情)、もういいから」って言ってたりょーちんが、プライドも捨て、頼むよって言いそうな弱さを見せているんですよ。モ、モネちゃんよ!もうそこで「♪チャカチャーン!」って東京ラブストーリーのギターの音鳴るべ?鳴らないのか……!これが令和のドラマ……!(こういう弱さに弱い昭和生まれ)
確かに、一時の情で動いて、将来的にうまくいかなくなることってたくさんありますよね。でもそれは「正しいけど冷たい」ことでもある。自分だってできてないけど「冷たさと優しさ」それが両方あるように生きていきたいものですね……。

9月3日(金)あなたの痛みを分かりたい。


サヤカさんとの電話で「若い者たちが苦しんでる。何もしてやれねぇ。」と本音を漏らす龍巳さん。「私たちがやれることなんてあとひとつくらい。最後までかっこよく生きてやりましょうよ。」と言うサヤカさんがサヤカさんらしくて、まだまだサヤカさんに色々教えてほしいなぁ…とそんなに若くない私も思いました。

幼馴染たちが帰って、モネは張り切って仕事します。「私生活順調」と暗に菅波先生のことを言われているモネを見て、ニヤニヤ顔の内田くんが良かったので思わずイラストに書いてしまいました。

で、この後のシーンですよね。
ついに菅波先生は「モネがずっと抱えてきたこと(震災から続いている想い)を、受け止めたい」と言います。さらに、大学病院をやめて登米の診療所に専念すると伝えると、モネは動揺を隠せません。
そして、親戚の家から帰る時のおばちゃんみたいに、おまんじゅうを手に握らせて渡すのかと思いきや、もちろんそんなわけはなく、先生の手をモネがそっと握るんです!!で!「どうしたの?」って菅波先生が敬語を使わない=距離を縮めた言葉を発して、モネが「先生が目の前からいなくなっちゃうのが嫌だって思ってる」って!!

からの……ね……!? チーム「#俺たちの菅波 」のみなさん。赤飯炊いたか?くす玉割ったか?だるまに目入れたか?みんな、おめでとう!ここまで見届けた皆さんおめでとう!!

あーーーーでもーーー!!
「#俺たちの菅波」のみなさん、ごめん!……私は……まだ、りょーちんのことが頭から離れない人間の一人なんすよ……!まだ大丈夫じゃないのに「大丈夫」と言って帰っていった彼のことが頭から離れない!水を差すようで申し訳ない。

いや私も、いい歳ですからわかりますよ。同情と愛情が違うことも、「これは違う」の正しさのこともわかります!でも、りょーちんの置かれた理不尽さは正しさで判断できるものじゃないとも思うんですよ……。(個人の感想ですよ……。)

先週からずっと同じようなこと言ってますが、その「正しいけど冷たい」の中に、何かもう一つ優しさみたいな愛を足してやれないかなって、ずっと私は思っています。だって、モネが菅波先生に「行かないでほしい」って言うのって「正しく」はないと思うんですよ。逆に言えば、そこに、りょーちんに対してはなかった「愛」があったのかもしれません。
このドラマで対比されている「田舎と都会」「正しさと優しさ」「百音と未知」。対照的なそれらは二律背反ではなく、海と山のような「つながっている」もののはず。いつか「愛のようなもの」が足されて、共存できるようにと祈っています。

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1週間のまとめは金曜に「気仙沼さ来てけらいん」ホームページで更新します。

ここまでお読みいただいた上で申し訳ないのですが、私、いい歳なのに、恋愛について言語化するのが全然できなくて……。なんと言うか、誰かと思いが通じ合うことは奇跡であり一瞬であり、UFOみたいなものだと思うんですね。ちょっと何言ってるか分かんないですね。
だから今週については、特に、見た人それぞれが想いをはせていただきたいなって思いますね。語りたい方はぜひ、感想おたよりをお送りください!(投稿先は下へ)どうぞ、よろしくお願いします!

あ〜もう9月か〜!モネロスの足音が聞こえる。

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(文・イラスト/サユミ)

 

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