こんにちは。気仙沼地域戦略で1か月インターンをしています杉村と申します。出身は静岡県で、現在は宮崎県の大学に通っています。行ったことのない場所で様々なことに触れ学びたいと思い、今回、気仙沼にインターンに行くことを決めました。
早速ですが、僕が気仙沼に来て衝撃を受けた「モウカの星」を紹介したいと思います!
1.モウカの星とは?
皆さんは「モウカの星」って聞いたことありますか?モウカはネズミザメのことで、星は心臓のことを指すので、モウカの星はネズミザメの心臓のことを言います。気仙沼ではほとんどの魚屋さんで買うことができます。
言葉では伝わらないので、写真でお見せしますね。これがモウカの星です!
この心臓が並んでいる光景、初めて見た時には本当に驚きました。「まんま心臓じゃん!こんなの食べれるのかよ・・」って正直思っちゃいました。
気仙沼では、モウカの星は一般的にお刺身で食べられているんですが、これをお刺身で食べる、と聞いてちょっと心配になりました・・「食べてみたら意外と美味しいのかな・・」などと思いながら、今回はこれを自分で調理していきたいと思います。
2.モウカの星、捌いてみた
まず、血抜きをするのですが、ここでしっかり血抜きすることが大切です。しっかり血抜きをしないと臭みが取れず、美味しく食べられません。
血抜きをしっかりしたら、次は包丁を入れていきます。
切ってみると、断面も心臓そのもので、やっぱり衝撃的・・・ほんとに刺身で食べられるのでしょうか?
この後は、薄く一口サイズに切って、氷水でしめれば完成です。
見た目はレバ刺しに似ていますね。
3.モウカの星、その味は?
モウカの星の食べ方ですが、酢味噌をつけて食べるのが気仙沼流です。酢味噌の他には、ごま油と塩もおすすめと聞きました。今回は両方で食べてみたいと思います。
まず食感としては、こんにゃくのように柔らかくも弾力がある、という感じです。
食べ方については、個人的は酢味噌で食べる方が美味しいと思いましたが、さっぱりレバ刺しのように食べたい人は、ごま油に塩も気にいると思います。
気になる味はというと・・ごめんなさい、僕の表現力では「大人な味~」としか言えません。これは実際に食べてもらわないと伝えられません!
4.気仙沼のサメ漁
さて、ここで魚屋さんから聞いた、気仙沼のサメ漁についても紹介したいと思います。
気仙沼はフカヒレ生産日本一の街ですが、過去には風評被害を受けたこともありました。一時期、環境保護団体によって、気仙沼ではサメのヒレだけを取って、他は全部捨てている、フィニング工場だ、と誤った風評を受けたこともあります。
しかし実際には、サメの肉はかまぼことして加工・販売されているほか、シャークナゲットとして地域の給食でも提供されていますし、皮はベルトやバックの材料に、軟骨は栄養補助食品の原料に使われてています。今回紹介したモウカの星も含めて、サメはほとんどの部位を余すことなく使う、ということが気仙沼では大切にされているのです。
5.最後に
新鮮なモウカの星は、気仙沼に来ないと食べられません。自分で捌いてみて思ったことは、やっぱりお店で食べたほうが美味しいし、なにより楽だということ。ということで、モウカの星を食べられるお店を紹介します!
<モウカの星を食べるなら>
- 福よし
- 宮城県気仙沼市魚町2丁目5−5 TripAdviser
- ぴんぽん
- 宮城県気仙沼市南町1-2-3 食べログ
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