三事堂ささ木店舗

大正中期に建築された陶器店店舗兼住宅と土蔵で、国登録有形文化財であり、本市では数少ない昭和の大火(昭和4年)前の建物です。

木造2階建て寄棟造の店舗に、奥行き3間半の住宅が続きます。店舗2階には洋風に仕上げたアール状の庇と窓が開き、屋根には擬宝珠が付きます。店舗に続く土蔵は、洋風トラスの小屋組で屋根は切妻造。店舗と土蔵ともに外壁は白漆喰で仕上げられ、大正期を彷彿とさせるモダンな和洋風建築です。住宅内部は吹き抜けで町屋の採光に工夫が見られ、2階和室の鏝仕上げの欄間や細密な建具など随所に優れた技巧が見られます。

お問合せ
三事堂ささ木 0226-22-0054
所在地
宮城県気仙沼市八日町2-3-27