平八幡神社の大サワラ

当初は参道の両側に5本ずつ植えられたものと思われますが、現在では社殿に向かって右側に4本、左側に2本が残っています。樹高は25m前後で、地上1.5mの幹回りは約5.05mを最大とし、小さいものでも約3.77m。いずれもサワラとしては宮城県内では稀にみる巨木です。サワラは、ヒノキによく似た日本特有の常緑針葉高木。宮城県は自然分布上の北限とされていますが、その北限地帯にこうした巨木が多く繁茂しているのは学術上貴重なことと考えられています。
平八幡神社は鎌倉時代に当地を治めた気仙沼熊谷氏の崇敬が篤く、仙台藩主2代忠宗の代には気仙沼郷総鎮守に定められるなど当地方の重要な神社としても知られています。

<平八幡神社>

お問合せ
0226-22-7255(平八幡神社)
所在地
宮城県気仙沼市川原崎65-15