ば!ば!ば!の場『気仙沼風待ち地区探訪』をしてきました☆

未分類 2018/12/09

 気仙沼の魅力をもっと知りたい・広めたい!という市民有志の取組み『ば!ば!ば!プロジェクト』主催の『気仙沼風待ち地区探訪』というまち歩きのイベントが平成30年11月3日(土・文化の日)にありました。

<目次>

1. 『風待ち地区』って、さてどこでしょう?

2. 気仙沼風待ち復興検討会

3. 『風待ち地区探訪』はこんなイベント

4. みんなで作った瓦版(壁新聞)

5. そういえば、「ばばば!」って何?!

6. 気仙沼って、いいよね

*  *  *  *  *  *  *

1. 『風待ち地区』って、さてどこでしょう?

 「風待ち地区」、皆さんはどこにあると思いますか?

 風待ち地区とは、気仙沼湾最奥部にある内湾地区(南町・魚町)と八日町、三日町の一部の呼び名であり、そのむかし港を出る帆船が船出に適した風(北西の風)を待つ間に過ごしたまちでした。

 近世以降、大きな魚市場を擁する気仙沼は、全国から沢山の船や船員が集まり大変活気づいておりました。この地区には出港の準備(仕込み)をするための米屋、酒屋、といった実用的なお店から、海の男達が陸上で束の間の癒しや遊興を求める芝居小屋や割烹料亭、そしてそれらのお店に関連した数々の商店や住居など、港町を支える店舗が建ち並んでいたそうです。まさに海と共に生きる、そしておもてなしの町だったわけですね。

 にぎわっていた気仙沼、そしてその中でも有数の歴史的な建物の残る風待ち地区。国の登録文化財に登録された建物もある町並みは、これまで幾度かの津波や大火でもなんとか持ちこたえてきたのですが、平成23年の東日本大震災の津波では目を覆うばかりの大きな被害を受けてしまいました。港町を支えてきた古い町並み、そこで暮らす人々の生活や住まいまで奪っていった大震災。壊滅的な被害を受けた店舗の再建や修復は難しいと思われましたが困難に立ち向かった人達がいます。

2. 気仙沼風待ち復興検討会

 気仙沼では、東日本大震災前から、地域の建築士さんを中心に風待ち地区の歴史的建造物の保存活用を考える「風待ち研究会」という団体が活動していました。東日本大震災で会員の多くが被災し活動は休止しましたが、まだ数多く残る歴史文化資源の活用を復興に活かすため、風待ち研究会有志、市民と商業者の有志、市役所有志、全国の応援する専門家らによって、平成24年5月に新たに「気仙沼風待ち復興検討会」が設立され、また平成25年、一般社団法人となりました。

   「気仙沼風待ち復興検討会」 http://kazamachi.jp/  

 震災の被害を目の当たりにして、多くの方が心を痛めました。当事者の方のみならず、お店の復旧や町の復興を願って心を寄せくださる方々も沢山。私の所属する『ば!ば!ば!プロジェクト』でも気仙沼の歴史や文化を知りたい、思いを共有したいと考え、気仙沼風待ち地区復興検討会の方のご協力をいただき今回の『気仙沼風待ち地区探訪』を開催することができました。

3. 『気仙沼風待ち地区探訪』はこんなイベント

 気仙沼風待ち地区と呼ばれる魚町の武山米店さんに集合し、気仙沼風待ち地区復興検討会の方から活動のお話や復旧中・復旧完了の建造物の説明を受けました。  

 次いで、風待ち地区の魚町・南町・八日町にある4店舗(武山米店、角星、小野建商店、三事堂ささ木)様に班ごとに分かれて徒歩で移動。楽しいまち歩きです☆  各店舗の中を見学させていただき、担当の方からお店の歴史や商いの話、建物の説明、これまでの災害(震災・大火)とどう向き合ってきたか、そしてどのように復興したかという貴重なお話を伺いました。古き良き時代の気仙沼の昔話から文化、思い出話など積もる話もあり、参加者各自で写真やメモを取りました。  お店の方から教えていただいた内容をまとめるため、そしてお昼のおこわご飯をいただくため、武山米店さんに再集結!!グループ毎に瓦版(壁新聞)を作って発表しました。

 いっぱい歩いて(距離はそうでもありません。日頃運動不足の個人の感想です)いっぱい勉強して(日頃の仕事より頑張りました!)おなかがペコペコなところへ、武山米店さんの絶品おこわご飯をご馳走になりました。もう、最高においしかったです☆おこわご飯だけでなく、煮物や漬物、お菓子まで出していただきました!さすがおもてなしのまち!ありがとうございます(*^-^*)  とってもおいしかったので別角度からも!  おいしいお昼ご飯をいただいてパワーチャージした後、それぞれのお店毎の瓦版(壁新聞)を完成させ、発表し合いましたよ。

4. みんなで作った瓦版(壁新聞)

 完成した瓦版(壁新聞)はこちらです!!大人が本気を出すとこんな感じになります☆  こちらの写真を撮影した後に少し修正を加えた箇所がございますので、最新版をご覧になりたい方は、気仙沼「海の市」2階スクエアシップにてご覧ください。平成30年12月16日(日)まで、水曜~日曜13:00~21:00観覧可能です。観覧は無料、ちょっとしたキッズスペースもあります。

あなたの知らない、新たな発見があるかもしれませんよ(*‘∀‘)☆  

5. そういえば、「ばばば!」って何?!

 今までちょこちょこ出てきた「ば!ば!ば!の場」や「ば!ば!ば!プロジェクト」。一体何だろうな~と謎だった方もいらっしゃるかもしれませんね。

 「ばばば!」というのは気仙沼の方言で、びっくりした時にいう言葉です。あまちゃんの「じぇじぇじぇ!」と似ていますが、どちらかというと「ばばば!」の方がゆっくりめに言うような気がします。「ば!」とか「ばぁ~!」も言いますが、何となく「あれまぁ!」みたいな感じでしみじみ言ったりもしますね。

 まずそれはさておき、『ば!ば!ば!』と驚くような気仙沼の魅力を発見して共有しようよ、というのが『ば!ば!ば!プロジェクト』の『ば!ば!ば!の場』なのです。詳しくお知りになりたい方は是非ホームページやFacebookのページをご覧ください。ちょいちょい、色々やっています。毎月1日、安波山で日の出も見ています。

「ば!ば!ば!プロジェクト」公式HP→ http://ba-pro.jp/   

 気になる方、自分もメンバーになって気仙沼を盛り上げたい、お友達がほしい方も大歓迎ですよ☆Facebookのページもあります!

6. 気仙沼って、いいよね

 古くから海と生きてきた町、気仙沼。都会からも離れ、時に『陸の孤島』と呼ばれることもあるけれど、気仙沼の良さはその閉鎖的でオープンなところなのかなぁと個人的に思います。何のことか分かりませんよね!テヘ(*‘∀‘)こんなおかしな私も許される町(あくまでも個人の感想です)気仙沼。船に乗って多くの人が集い、そしておもてなしの文化が生まれました。この歴史と先人の心を受け継いで、これからの気仙沼の観光をもっと盛り上げていきたいと思います。

そんな私の今日引いたおみくじはコレ ↓

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 うん、多分いいごどあっぺ!お昼はふかひれラーメンにしようかな♡

 こちらのゆる~い方言おみくじ(マダム・ジュンコのゆるゆるみくじ)は、気仙沼海の市2階の気仙沼市観光サービスセンターにあります。無料で~す(*^-^*)